古来、この地は、英彦山に属して、神領の一部でありました。
したがって、周辺は英彦山修験道に関する遺跡や伝説など、
歴史の名残をとどめています。
小石原はその参道に面しており、その昔には宿場町もあったと伝えられています。
小石原焼は、その英彦山権現有緑に発する窯が最初の由来で、
その後室町時代の後期に英彦山が豊後の大友勢と戦って敗れ、急速に衰退したため、
小石原焼は民常用のみの窯に転じました。
江戸時代初期になって朝鮮系の技術が導入されると
それまでの無軸陶器に釉薬が施されるようになり、
またその頃、高取焼の窯が新たに加わり、
民陶小石原と茶陶高取の共存による
新しい小石原焼が生まれ、今日の名を高めるに至ったようです。
太田窯は昭和三十三年のブリュッセルでの
世界工芸展でのグランプリ受賞をはじめ、
日本国外で数多くの賞を賜り、それを励みに頑張っております。
福岡県と大分県の県境に
約標高500mの山里に50件程の窯元があり、
天空の郷として注目されている産地です。
小石原焼は約350年前江戸時代後期筑前国福岡藩
3代黒田光之氏に始まったと言われています。
国が指定する伝統的工芸品として、1975年、
小石原焼は陶器で初めて認定されています。
伝統技法も飛鉋、刷毛目、櫛目、流し掛、打掛、指描きなど
多くの技法があります。
食洗器・電子レンジ・オーブントースター・オーブンの使用は可能です。
直火は不可です。使っていくうちに、貫入は入っていく事にご理解下さい。
1270度の高温にて焼成しています。
当店は轆轤で成形(手作り)しておりサイズの誤差があります。
また、機械生産(工業品としての生産)を行っておりませんので、
欠品の場合は2~3ヶ月程のお時間で承ります。